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TOEIC L&Rの受験を考え始めている高校生の皆様へ

高校生

こんにちは。都筑区で最も信頼される塾を目指している個別進学塾erfolg(エアフォルク)です。

エアフォルクのホームページをご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、最近高校生の受験生も増えているTOEIC L&Rについての話題です。

ケン
ケン

TOEICは、海外で働く社会人のためのもので、すごく難しいテストと聞いています。

とうやま
とうやま

ケンくん、よく知っていますね。

そうです。TOEICはもともと海外赴任する社員の適性を確認したい会社や、

海外との交渉を円滑にする英語力を身に付けたい会社員のために生まれたテストです。

ケン
ケン

そんなテストを高校生が受けても大丈夫なのですか?

とうやま
とうやま

はい、大丈夫です。

実際に、全国の大学の約43%にあたる333大学が、

何らかの形でTOEICを入試で活用しています。

ということで、今回はTOEICの勉強についての話題です。

TOEICを受験する理由

日本におけるTOEICの運営全体を行っている一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(以下IIBC)は、ホームページで2020年度の大学入試におけるTOEICの活用状況を公表しています。

そのページによると、全769大学のうち、約43%に相当する333大学が何らかの形で

TOEICを入試に活用しているそうです。

活用方法

● 出願資格  ● 判定優遇・合否参考  ● 試験免除  ● 得点換算  ● 加点

活用方法もいろいろありますが、基準も大学により様々です。

大学が設定する英検の基準よりも、
TOEICの基準の方が自分にとってクリアしやすいという可能性もあります。

TOEICがどのようなテストなのか、自分はどのくらいの点数が取れるのかを、

しっかり把握し、使える可能性のあるツールの1つとして準備しておきたいものです。

特に、令和4年度に高校に入学した高校1生は、
新学習指導要領のもと新しいカリキュラムで英語を学習していきます。

求められる英語力もますます上がっていくと予想されますので、

TOEICの受験もさらに普通になってくるかもしれません。

TOEIC L&Rはどんなテスト?

TOEIC L&Rの正式名称は、TOEIC® Listening & Reading Testです。

つまり、読解とリスニングのテストです。

TOEICには他に、S&W(Speaking & Writing)というテストもあります。

こちらを(または両方を)基準として活用している大学もありますので、

利用したい場合は、大学の要項をしっかり確認しましょう。

TOEICは、英検のように合否が決まるテストではなく、リスニング・リーディング各5点~495点のスコアで評価されます。

満点は990点です。

【TOEIC L&R概要】

セクション Listening Reading
試験時間 約45分 75分
問題数 100問 100問
出題形式 Part1 写真描写問題 6問 Part5 短文穴埋め問題 30問
Part2 応答問題 25問 Part6 長文穴埋め問題 16問
Part3 会話問題 39問 Part7 1つの文章 29問
Part4 説明文問題 30問 複数の文章 25問
スコア 5~495点(5点きざみ) 5~495点(5点きざみ)

【その他】

頻度や料金

【頻度】TOEIC L&Rは、月に1度、午前・午後に1回ずつ実施されます。
    午前と午後の両方を同日に受けることはできません。

【申込】インターネットで申し込みます。締め切りが早いので注意が必要です。
    約2か月前には申込を済ませておく必要があります。

【受験料】7,810円(2022年4月現在)

何点くらい必要なのか

それでは、高校生はどのくらいの点数が必要なのでしょうか。

これは今のところという話になります。

今後、どんどんあがってくる可能性もありますので、ご承知おきください。

まず、大学の基準ですが、大学により実に様々です。

だいたい380点(L&R両方で)くらいから始まり、高い大学だと約800点を基準としています。

800点は、就職の際にもものすごく利用価値のあるスコアです。

全体的に見ると、500点~700点くらいを基準にしている大学が多いようです。

では、その点数はどの程度の英語力なのでしょうか。

英検と比べてみたいと思います。

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
CEFRは、Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessmentの略称で、外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠です。

こちらの表は、IIBCのホームページの説明と文科省から出されている「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」を参考に作成しました。

この表から判断すると、600点以上は、英検準1級合格レベル、

800点は英検1級レベルと言えそうです。

私の個人的な経験からすると、TOEIC600点の方が、

英検準1級に合格するよりも達成しやすいという感覚です。

相性も多少あるとは思います。

ただ、英検準1級に合格するレベルであれば、

ある程度の対策は必要ですが、700点は突破できるのではないかと思います。

どんな勉強をすればいいのか?

TOEICとは言っても、語学の勉強であることにちがいはありません。

基礎は、語彙と文法です。

文法問題は、高校で習っている内容で問題ありません。

語彙に関しても、基本は同じです。

ターゲット1900などの大学受験用の市販の単語帳である程度は対応できます。

ただし、語彙に関しては、TOEICはビジネスにおけるコミュニケーション能力を図るという意図から、ビジネス用語が頻繁に登場します。

その部分は、プラスアルファで対策をしていかなければなりません。

さらに、大変なのがスピードです。

リーディングテストでは、どうしても制限時間内に解ききることができないという受験生が多くいます。

私も生徒から相談されることで一番多いのはスピードの問題の解決法です。

それからリスニングにも慣れが必要です。

まず、いろいろな国の英語に慣れる必要があります。

また、リスニングでもビジネス用語の対策は必要です。

英語が話されるスピードは、英検2級や準1級と大差はありません。

しかし、問題に答えていくテンポがかなり速いです。

【リスニングテストのテンポを比較する】

テスト 英検2級 英検準1級 TOEIC Listening
問題数 30問 29問 100問
時間 25分 30分 45分

TOEICでは、時間は長いとはいえ、英検の3倍以上の問題数に答えていかなければならないので、

45分間、ほとんど気をゆるめることができません。

集中力が途切れないようにする訓練も必要です。

まとめると

Vocabulary:大学受験用単語帳プラスアルファ
Reading:文法は大学入試レベルでOK、スピード対策を重視する
Listening:色々な国の英語に慣れる、ビジネス用語対策、集中力維持の訓練

無料でできるTOEIC対策

学校の勉強や部活で忙しく、時間が取れなさそう

TOEICの教材はちょっと高くて、買うのを躊躇してしまう

という方に、おすすめなのが無料でできるTOEIC対策です。

インターネット上には、ありがたいサイトがたくさんあります。

もちろん有料の問題集やアプリの方がより詳しい説明があったり、

より多くの有効な問題を経験できたりしますが、

まずは、そういったサイトで、TOEICがどんなテストなのか、

自分はTOEICで何点くらい取れるのかを確認してみるといいのではないでしょうか。

最近の大学入試には様々な傾向の問題が出題されますので、

TOEICの学習は、必ず役に立つと思います。


おすすめ①

IIBCが出している公式サンプル問題です。

問題数は多くないですが、各パートの問題を体験することができます。

また、リスニングのナレーターさんが本番と同じなので雰囲気も分かります。

残念ながら解説はありません。


おすすめ②

English Journalで有名なアルクさんのサイトです。

これは本当に無料でいいのでしょうか?と申し訳なくなってしまうサイトです。

とうやま
とうやま

English Journalは、私も大学生時代(30年前!)の4年間、毎月ずっと愛読していました。

当時としては、生の英語を勉強できる数少ない教材でした。

問題数も多く、解説も充実しています。

日本語訳もあるので、初心者にもぴったりではないでしょうか。

高校1年生は、大学受験用の単語帳を一冊、勉強してから始めたほうがいいです。


おすすめ③

こちらは英語リスニング無料学習館というサイトです。

Part1とPart2を強化したい人にいいと思います。

イギリス英語とアメリカ英語の両方の練習ができるところがポイントです。

写真描写問題のPart1が50問、

応答問題のPart2がなんと100問あります。

これだけの問題数があれば、Part1, Part2の出題傾向は十分理解できます。

TOEIC初心者にまず対策してほしいこの2つのパートを強化してくれます。


おすすめ④

こちらもものすごい問題量です。

本番さながらのフルセットが10回分あります。

つまり、2,000問が無料で練習できるというサイトです。

解説はありませんが、制限時間の機能があり、

本番のように練習し、点数をその場で出すことができます。

実践練習を大量にこなしたい人におススメのページです。


おすすめ⑤

単語の練習もできるサイトです。

出題は、単語・Part1, 2, 5, 6です。

リスニングの音源はなく、スクリプトが示されます。

Part1とPart2の解き方を把握するにはいいと思います。

おすすめの教材

次に無料のサイトだけではちょっと不安という方に

以下の2冊をおすすめします。

TOEIC初心者400点~600点くらいを目指したい方に適した教材です。

【単語】朝日新聞出版:TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ

    筆者によると目標600点とされていますが、しっかり学習すれば、800点までいけそうです。

【問題集】桐原書店:TOEIC L&Rテスト 書き込みドリル

    こちらも筆者によると目標500点ですが、出題形式をしっかり覚えて、

    高校の文法事項も押さえているならば、700点、800点も目指せます。

    800点くらいとっている人にもこの筆者(早川幸治さん)の対策は勉強になると思います。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

いかがでしたでしょうか。

高校生にもTOEICを受験する価値は十分ありますし、

全く歯が立たないほど、難しいものではありません。

もちろん対策なしに突撃するとケガをしてしまいます。

2,3か月はしっかりと単語、文法、出題形式を勉強して受験するようにしてください。

不明な点がある場合は、エアフォルクまでご連絡ください。

また、体験授業もできますので、お気軽にお問い合わせください。

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