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アメリカの教科書シリーズ

読書

みなさん、こんにちは。都筑区の学習塾エアフォルクです。

アメリカの教科書で英語を学ぼうという趣旨の本は意外と多く販売されています。どれも似たような内容かと思いきや、それぞれ特徴があって非常に興味深いです。

今回はその中から3冊を紹介したいと思います。気に入ったものがあったら、手に取って勉強してほしいなと思います。

アメリカの小学校教科書で英語力をきたえる

この本は、すごく取り組みやすくなるように工夫されています。

英語・理科・算数・社会の順序になっていますが、それぞれの科目は小1から小6の問題へと少しずつレベルUPするように構成されています。優しい問題から難しい問題へ解き進めることができるというわけです。

難しすぎると感じたら、次の科目へ進むのも1つの方法だと思います。

また、ドリル式になっていて、1つの項目を10分~15分程度で終えることができるのもこの本のいいところです。ちょっとした時間にさっと勉強することができます。

科目と科目の勉強(例えば、数学と国語の勉強)の合間のアクセントとしての使い方もいいと思います。「なるほど」とか「そうなんだ」という驚きの内容が多いのでリフレッシュにもなります。

左側のページに問題があり、右側のページに答えと解説があります。

各章(科目ごと)の終わりに、Vacabulary特集があるのもこの本の特長です。受験生にとって重要な語句ばかりなので、文章中での学習に加え、単語帳への転記もおすすめします。

対象  中2~高1
ISBN  978-4-255-00407-5
出版社  朝日出版社
特徴  アメリカの小学1年生~6年生が取り組んでいる学習内容
 英語→理科→算数→社会

アメリカの小学生が学ぶ教科書

この本は、小1から小6へと進み、それぞれの学年でいくつかの科目を扱います。最初からやや難度の高い英文が扱われます。

この本の最大の特長は、対訳式になっていることです。左側のページに英語、右側のページがその対訳となっており、辞書なしでも楽に読み進められるようになっています。

速読の練習がしやすい作りになっていて、速読用の読み物としてもおすすめです。

また、ところどころに、ことわざ、教室で使う英語、図形の名称などの独特のコラムがあり、楽しめるポイントになっています。

例えば、「休み時間」「円錐」「棒グラフ」「折れ線グラフ」とか英語で何というか知っていますか。この本ではいたるところでこのような日常で使われる、でも日本の教育現場ではおなじみではない役立つ英語を学ぶことができます(答えは、表の下)。

対象  中3~高2
ISBN  978-4-902928-02-0
出版社  ジャパンブックス
特徴  対訳式
 図が豊富に用いられ視覚的な理解や定着を意識している
 生の英語を伝えようという意図が大いにうかがえる
Answers

「休み時間」 recess      イギリスでは、breakのほうが普通。

「円錐」 cone         corn「とうもろこし」と間違えないように。

「棒グラフ」 bar graph    bar chart, diagramともいいます。

「折れ線グラフ」 line graph  

アメリカの中学教科書で英語を学ぶ

この本は、科目順で構成されています。歴史→数学→国語表現→理科の順序です。

この本の特長は、各項目の最初にその文章を読むのに必要な語彙のまとめがあるところです。

Skim the Words「単語を読み飛ばせ」という部分があり、その後に、ちょっとしたQuizがあります。このQuizもまた本文を読む上でのヒントとなる内容です。

その後に、長文→長文に関する設問→全訳という流れです。

数学はアメリカの教科書のように、先生と生徒との会話文を読み進め、数学的問題に挑戦するもので、日本の生徒にとってはとても新鮮な、そしてやっかいな問題だと思われます。

このような論理展開を大切にした数学の学習方法もあるのだと、新しい発見をしてほしいです。

まさに数学で英語と思考力を学ぶという感じです。

特におすすめなのが理科です。理科だけで167ページもあります。

著者が長年TOEICの講師をしていたという経歴に納得がいくような、そんな内容です。英文の選択や単語の和訳のつけ方、Quizの出題方法、どれもとっても英語講師である自分にとって、とても勉強になる内容です。

もちろん、受験生にとっても有意義な学習となること、まちがいなしです。高校での学習にも、受験にも直結した知識や語彙力をつけることができます。

対象  高1(中3)~高3
ISBN  978-4-86064-042-2
出版社  ベレ出版
特徴  前提となる単語学習から進められる
 本文を読んだ後に、内容把握の問題がついている
 長文に音声データがついている

とにかく長文の選択がすばらしいです。普通に読書としても楽しめる内容です。中高生はもちろん、大人(特に英語講師)にもおすすめします。

読書に関しては、以下のページも読んでください。2冊紹介しています。両方とも易しい英語で書かれています。

【1冊目】
主人公のデイジーは小学5年生、友達とお泊り会をすることになったがなぜか不安な様子をのぞかせる。デイジーには友達にも内緒にしたい秘密があったのです。

【2冊目】
大ヒットシリーズChicken Soup for the Soulの10代向けのお話を集めた短編集。笑いあり、涙ありの傑作です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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