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【英語】共通テスト2023【リーディング】

英語

こんにちは。

中川駅とセンター北駅の中間に位置する学習塾、エアフォルクです。

本日は、共通テストの英語についてです。

高校生のみなさんは,塾や学校でもう挑戦してみましたでしょうか。

どんな印象ですか。英語のレベルはcefrA1~B1(英検準2級~2級程度)で

そんなに高くないと思ったのではないでしょうか。

cefr(セファール)とは「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠
2001年に公開されたものでヨーロッパを始め、アジアや世界中の多くの国で参考にされている英語運用力の指針です。

英検2級の文法事項や単語レベルを一度やり終えているなら、

中3生も(受験を終えていたら)挑戦してほしいです。

最初に、印象を言うと、、、

とうやま
とうやま

もう少し英語のレベルをあげて、英語を純粋に頑張った人が得をする問題を増やしてほしい!

という感じでした。

それでは、共通テスト概要からみてください。

ちょっと長くなるかもしれませんが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

共通テスト【概要】

※設問数は配点を参考にしました。マーク数は【大問構成】の表をご確認ください。

設問数は1問増えました。マーク数も1つ増えています。

難度の変化

やや難化しました。平均55点を下回ると予想していましたが、そのとおりになりました。英語自体が難化したというよりも時間配分や速読に苦労した受験生が多かったと予想されます。

※2019年、2020年はセンター試験で200点満点。

速読の必要性

総単語数は6,127語で去年より100語程度の微増ですが,第6問Bが長く,イメージしづらい内容で,かつ選択肢の見極めもやや難しかったこと、第1問から第6問を通して、解答の根拠が複数に渡る設問が多かったことなどにより高い処理能力が求められました。

大問別分析

第1問A

先生から配布された放課後の活動への参加に関するプリント読み,2つの設問に答える問題。問2は,8か所を確認する必要があり、時間のロスにつながる可能性のある問題です。設問の先読みで一読目で正解の根拠を見つけ,素早く解きたい。

第1問B

インターナショナルスクールが実施する夏期英語集中講座のウェブサイトの読み取りです。問2は3つのコースすべての説明に目を通す必要があり,時間がかかる可能性があります。

第2問A

最新の機能を備えた靴を紹介するウェブ広告とその靴に関するレビューを読み,5つの設問に答える問題。「意見」を問う問題が出題されました。全体から素早く判断するべき問題と細かいチェックが必要な問題が混在し,2、3度確認することを強いられます。

第2問B

登下校時間の有効利用について生徒会から出された報告書を読み,5つの設問に答える問題。「事実」を問う問題が出されました。生徒からの正しいフィードバックを選択肢から2つ選ぶ問3は少し時間がかかりますが,全問正解したい大問でした。

とうやま
とうやま

第2問Aの問題番号7を間違えてしまいました。

第3問A

大学のキャンプ部が出しているニュースレターを読み,2つの設問に答える問題。素早く解答の根拠を見つけ出せる問題でした。問1はニュースレターで説明されている内容に合うイラストを選ぶ問題でした。

第3問B

自分の子供のために作った「冒険ルーム(宝探しゲーム)」を紹介するブログを読み,3つの設問に答える問題。出来事の時系列を整理する問1は時間をかけずに素早く解きたい問題です。こういう問題はしっかり対策しておきましょう。問2,問3も設問を先に読むことで時間を節約し,B全体を5分以内に解きたい大問でした。

第4問

効果的な学習方法に関する2つの記事を読み,5つの設問に答える問題。1つの記事に触れながら2つ目の記事の要約を完成させる問3は秀逸でした。読み直しを余儀なくされた受験生も多かったと予想されます。問4,問5はアウトラインから判断・予想できる問題で,時間をかけたくない問題です。

第5問

人づきあいが苦手な高校生が兄の助言からスポーツとコミュニケーションの共通点を見出し、苦手克服の糸口を見つけ出す物語文(エッセイ)を読み,5つの設問に答える問題。与えられたメモを先読みし,答えの根拠を探しながら読み,時短を目指すべき問題でした。問5の本文の内容から得られる教訓を類推する問題はやや時間がかかった可能性があります。

とうやま
とうやま

エッセイ風ではありますが,物語文が復活しました。「様々なテクストから」という出題の方針があるので,今後も続くかどうか不明ですが,物語文が排除されているわけではないとわかりました。

第6問A

収集という人間の持つ習性についての記事とそれをスピーチ用にまとめたメモを読み,4つの設問に答える問題。どの設問も言い換え表現を理解すること,気づくことがポイントでした。完答が求められる問3はやや難問でした。

第6問B

クマムシの生態に関する文章を読み,それをまとめたプレゼン資料を完成させるために5つの設問に答える問題。問1~問3は細かい部分を読み取る技能が求められ,問4,問5はアウトラインから推論する力が要求されました。

とうやま
とうやま

問題番号49を間違えました。まず、出題者の意図が呑み込めず,何度か選択肢と本文を読み直したため,答えを出すのに4,5分はかかったと思います。にもかかわらず,間違えてしまいました。

出題傾向とその対策

問題作成方針(大学入試センターより)

「リーディング」については,様々なテクストから概要や要点を把握する力や必要とする情報を読み取る力等を問うことをねらいとする。~以下省略

この方針に完璧に沿う出題内容となりました。

様々な設定のもと,求められる情報を素早く正確に抜き出す力が求められています。

また、文章の細かい部分を読み取る精読と

大まかなアウトラインから正解を推論する要約する力、

両方の技能が求められています。

すべてを丁寧に読み進めている(精読している)と時間がなくなるので,

本文を読み始める前にどの部分に時間をかけるべきなのかを

すばやく判断してうえで読み始める必要があります。

多くの受験生にとって時間との勝負になると思われます。

ではどうすれば,素早く処理できるように,

言い換えると、速読ができるようになるのでしょうか。

速読への第1歩はしっかりとした知識です。

単語・文法をしっかり押さえること。

基礎力がついたら,設問の見極めと精読・速読の使い分けの訓練を進めましょう。

まとめ

■出題傾向や出題意図に大きな変化はありませんでした。

■量はそれほど増えていませんが,処理に時間がかかる問題が多く,やや難化しました。

■ただし,英語のレベルが大きく変わったわけではありません。

とうやま
とうやま

私は、英語講師として問題を解くスピードに自信があるわけではありませんが、

少なくともこれまで見てきた生徒たちよりは早かった(当然ですが)。

それでも今回、この共通テストを解くのに72分もかかってしまいました。

受験生のみなさんは,高2のうちに少なくとも高校範囲の文法事項をマスターし、

英検2級程度の単語は一通り終えておくことが必要です。

そして、できるだけ早いうちから、類似問題集で時間配分の練習を始めるべきです。

英語に関するご相談は、エアフォルクまで。

045-910-5615

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