こんにちは。
中川駅とセンター北駅の中間に位置する学習塾、エアフォルクです。
本日は、共通テストの英語についてです。
高校生のみなさんは,塾や学校でもう挑戦してみましたでしょうか。
どんな印象ですか。英語のレベルはcefrA1~B1(英検準2級~2級程度)で
そんなに高くないと思ったのではないでしょうか。
cefr(セファール)とは「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠
2001年に公開されたものでヨーロッパを始め、アジアや世界中の多くの国で参考にされている英語運用力の指針です。
英検2級の文法事項や単語レベルを一度やり終えているなら、
中3生も(受験を終えていたら)挑戦してほしいです。
最初に、印象を言うと、、、
もう少し英語のレベルをあげて、英語を純粋に頑張った人が得をする問題を増やしてほしい!
という感じでした。
それでは、共通テスト概要からみてください。
ちょっと長くなるかもしれませんが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
共通テスト【概要】
設問数は1問増えました。マーク数も1つ増えています。
難度の変化
やや難化しました。平均55点を下回ると予想していましたが、そのとおりになりました。英語自体が難化したというよりも時間配分や速読に苦労した受験生が多かったと予想されます。
速読の必要性
総単語数は6,127語で去年より100語程度の微増ですが,第6問Bが長く,イメージしづらい内容で,かつ選択肢の見極めもやや難しかったこと、第1問から第6問を通して、解答の根拠が複数に渡る設問が多かったことなどにより高い処理能力が求められました。
大問別分析
第2問Aの問題番号7を間違えてしまいました。
エッセイ風ではありますが,物語文が復活しました。「様々なテクストから」という出題の方針があるので,今後も続くかどうか不明ですが,物語文が排除されているわけではないとわかりました。
問題番号49を間違えました。まず、出題者の意図が呑み込めず,何度か選択肢と本文を読み直したため,答えを出すのに4,5分はかかったと思います。にもかかわらず,間違えてしまいました。
出題傾向とその対策
この方針に完璧に沿う出題内容となりました。
様々な設定のもと,求められる情報を素早く正確に抜き出す力が求められています。
また、文章の細かい部分を読み取る精読と
大まかなアウトラインから正解を推論する要約する力、
両方の技能が求められています。
すべてを丁寧に読み進めている(精読している)と時間がなくなるので,
本文を読み始める前にどの部分に時間をかけるべきなのかを
すばやく判断してうえで読み始める必要があります。
多くの受験生にとって時間との勝負になると思われます。
ではどうすれば,素早く処理できるように,
言い換えると、速読ができるようになるのでしょうか。
速読への第1歩はしっかりとした知識です。
単語・文法をしっかり押さえること。
基礎力がついたら,設問の見極めと精読・速読の使い分けの訓練を進めましょう。
まとめ
■出題傾向や出題意図に大きな変化はありませんでした。
■量はそれほど増えていませんが,処理に時間がかかる問題が多く,やや難化しました。
■ただし,英語のレベルが大きく変わったわけではありません。
私は、英語講師として問題を解くスピードに自信があるわけではありませんが、
少なくともこれまで見てきた生徒たちよりは早かった(当然ですが)。
それでも今回、この共通テストを解くのに72分もかかってしまいました。
受験生のみなさんは,高2のうちに少なくとも高校範囲の文法事項をマスターし、
英検2級程度の単語は一通り終えておくことが必要です。
そして、できるだけ早いうちから、類似問題集で時間配分の練習を始めるべきです。
英語に関するご相談は、エアフォルクまで。
045-910-5615
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