みなさま、こんにちは。
都筑区の学習塾、エアフォルクです。
6月13日(日)に無事、初の入試説明会を終えることができました。
予想以上の参加者に驚き、そして感動いたしました。
エアフォルクに20名以上の人がいるという初めての経験ながら、無事に説明会を終えることができたのは、ひとえに皆様方のあたたかいご支援のおかげです。感謝いたします。
不慣れなため、受付に時間がかかり、かなりお待たせしてしまった方もいらっしゃいました。この場をおかりしてお詫びいたします。
忙しい中、長い時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
今回はその説明会の内容を簡単にまとめたいと思います。
1.入試改革
① 大学入試の名称変更
大学への4つの入口、「センター試験」「推薦入試」「AO入試」「一般入試」
すべての名称が変わりました。
変わったのは名称だけなのか?
② 背景
急速に進むグローバル化
情報技術の進歩により予想される社会構造の変化
③ 新しい学習指導要領
スケジュール
小学3,4年生、外国語活動、小5,6 教科化、目標単語数600語~700語
中学生:授業は基本英語で。以前は高校範囲であった仮定法、使役動詞は中学範囲に。
目標単語数1,600~1,800語
高校生:授業は基本英語で。
新聞記事のような社会的文章を速読し、その場で議論できるようになる
目標単語数1,800~2,500語
④ 新しい大学入試に求められる内容(大学入試改革初期、5つの目標)
・思考力や分析力を問う問題
・科目横断的な問題
・記述問題
・英語4技能を均等に選抜基準に入れる
・複数回実施
2021年度入試の共通テストでは達成できない内容も多く、今後も実現は難しいものも含まれますが、思考力を問う問題は大学入試でも高校入試でも増えています。記述問題は、高校入試の英語の問題では、取り入れる高校が増え、またレベルもこの4,5年で急速にあがっています。英語4技能のうちの、SpeakingとWritingについて民間の検定試験を利用するという目標については、いまだ共通テストに組み込むというシステムの実現は厳しい状況ですが、資格試験は、高校入試でも大学入試でも幅広く選抜基準、またはその一部として利用されています。
2.大学入試
① AO入試 → 総合型選抜
② 推薦入試 → 学校推薦型選抜
名称変更のあったこの2つの選抜における重要なポイントは、出願書類や面接のみの入試が不可になったという点です。必ず学力を測る何かを選抜基準に加えなければならないということになりました。
③ センター試験 → 共通テスト
共通テスト【英語】の特徴は、以下の5つです。
・問題はやややさしくなりましが、量が増えました。単語数は1,100語以上増えています。
・リーディングの配点が、200点から100点になりました。
・リスニングの配点が、50点から100点になりました。
→リスニングの重要度が増したということになります。
・リーディングの問題から知識の問題がなくなりました。
→知識軽視ではありません。求められる知識の量は大幅に増加していると言えます。
・リスニング放送文の単語数も約400語程度増えました。
→1回しか放送されない問題も多く含まれていました。
・図、資料、グラフが多くみられました。
3. 高校入試
入試改革初期の段階で出された5つの目標の影響をより強く受けたのは、高校入試かもしれません。
特に英語の長文読解において、社会的な文章、理系の文章、医学や社会問題に関する文章が頻繁に取り上げられるようになりました。
① 神奈川県立高校の入試問題
神奈川県立の問題も共通テストの問題の特徴と共通する部分を多く含んでいます。資料と本文との照らし合わせやコミュニケーションを意識した問題、速読が求められる点などです。
② Writing
英作文は公立高の入試では、ほぼすべての都道府県で出題されます。左上にある問題が神奈川県の英作文の問題です。私立高も含め、他の都道府県では、これよりもずっと難しい英作文が出題されるようになっています。
左から、2021年度都立日比谷高校、2020年私立法政国際高校、2019年埼玉県(学校選択問題)です。
・都立日比谷高校の問題
→ おしゃべりをしながらゆっくり歩く3名の中高生とその後ろで時間を気にする様子のサラリーマン風の男性のイラストを50語以上の英語で説明する問題
・法政国際
→動物の言葉を翻訳するPCがあったら、どんな動物と話したいかを理由を含め80~100語の英語で説明する問題
・埼玉県立(学校選択問題)
→information literacy skills(情報リテラシー)は、小学生から学び始めるべきだとする意見に対する考えを理由を含め40語以上50語程度の英語で説明する問題
③ リスニング
神奈川県でも21点分がリスニング問題のため、リスニング力強化は最重要事項の1つです。
4.何を鍛えるべきか
リーディングでは、スピードをつけることが大切。今年の共通テストでは、問題量に対応できた生徒は高得点を取り、対応できなかった生徒は50%程度の正答率になるというまさに、二極化現象でした。
共通テストでは、それほど難しい問題が出題されるわけではありません。時間的制約をクリアできれば、しっかり得点することができます。
リスニングでは、自分の発音を正すことを意識した練習が必要です。オーバーラッピングの練習法をマスターするとはっきりと英語が聞き分けられるようになります。
5.高校入試
高校入試については、主に日程的な説明をしました。また、神奈川県独特の併願確約の制度について触れ、内申点の重要性を確認しました。
6.大学入試
大学入試については、私の母校である法政大学の一般選抜の説明をしました。
T日程や英語外部試験利用入試、共通テスト利用入試と従来のA方式の説明が中心でした。
7.速読解・思考力講座、速読聴英語 説明会 体験会
石川講師が、速読の説明と体験会を担当しました。
みなさん熱心に聞いてくださり、ありがとうございました。
説明会の後には、体験会にご参加いただき、ありがとうございました。
今回の説明会が少しでも皆様の学習や、進路を考えるうえでのヒントになれば幸いです。
皆さんのエアフォルクをお祈りいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
みなさまからいただいたアンケートの結果も後日、こちらのブログでご報告いたします。
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