こんにちは,都筑区の学習塾エアフォルクです。
今回は、ディスコースマーカーについて、
実に久しぶりに解説していきたいと思います。
1回目が順接、2回目が逆接に関する言葉でした。
今回は、言い換えや追加も含め、ディスコースマーカー全体を網羅したいと考えています。
まだ1回目、2回目を読んでいない人はそれを読んでから
この先に進んだ方がいいと思います。
今回は高校生向けの内容ですが,ぜひ中3生にも挑戦してもらいたい内容です。


ディスコースマーカーの種類
Discourse Markersには、これまで紹介した「順接」「逆接」以外に「追加」「言い換え」「対比」などがあります。
直前の内容に関して、例や理由、状況説明などを追加するときに用いる表現です。
In addition, | 加えて、 |
Also, | また、 |
Furthermore, | さらに、 |
What is more, | その上 |
More importantly, | もっと大切なのは、 |
Similarly, | 同様に、 |
自分の主張について,より分かりやすくするために異なる表現で説明を加えるときに用いる表現です。
in other words | 言い換えると |
otherwise | そうでなければ |
in short | 要約すると,手短に言うと |
in brief | 要するに,手短に |
What I mean is that ~ | 私が言いたいことは~だ |
基本的に逆接と同じようなつながりですが、対比は主に2つ(以上)のものの特徴を比べたいときに用いる表現です。
Unlike~ | ~と異なり, |
The former is … , the latter is ~ | 前者は…で,後者は~。 |
One is …, the other is ~ | 1つは…で,もう一方は~ |
meanwhile | それでも一方では |
On the one hand … , on the other hand ~. | 一方では…で,もう一方では~ |
while | 一方 |
論理展開に重要な働きを持つ表現
ディスコースマーカーと同じくらい論理展開に重要な働きを持つ動詞や熟語があります。
以下の因果関係を表す表現は英文を読むうえで、大きな助けとなるので例文を作ったりして身につけておきましょう。
原因と結果を同時に表現したいときに用いる動詞の例です。
A cause B. | AがBの原因となる |
B is caused by A. | BはAによって引き起こされる |
A results in B. | AがBという結果になる。 |
B results from A. | BはAから結果として生じる,BはAに起因する |
A bring about B. | AがBを引き起こす |
A contribute to B. | AがBの一因となる |
B is attributed to A | BはAに起因すると考えられる |
練習問題
それでは問題にいくつかトライしてください。
今回紹介したものばかりでなく,逆接や譲歩、順接などからも出題します。
次の空所に入る語(句)を選択肢から選びなさい。
We have long thought the disease does not pass from person to person.
The new study, ( ), shows that it is contagious by touch.
however | though | because | in spite of |
Answer: however
意味:私たちは長い間その病気は人から人にうつらないと考えてきた。
しかしながら、その新しい研究がその病気が接触により伝染することを示している。
前半と後半で反対のことを述べているので,逆接とわかる。
次の空所に入る語(句)を選択肢から選びなさい。
The project we were working on was difficult to carry out. ( ), we were running out of both time and money.
Unlike | While | More importantly | In other words |
Answer : More importantly
意味:私たちが取り組んでいる計画は実行するのが難しかった。さらに重要なのは私たちは時間とお金が不足しつつあることだった。
前半で問題点を指摘し、後半で更に重要な問題点を続けて説明しているので,
追加のディスコースマーカー,More importantlyのみが成立。
同様に,In addition,BesidesやAlso,What was worseなども適切なつなぎ言葉です。
次の空所に入る語(句)を選択肢から選びなさい。
Carl was supposed to bring a bottle of wine. ( ) he brought a bunch of flowers.
Therefore | Despite | Instead | Consequently |
Answer: Instead
意味:カールはワインを一本持って来ることになっていた。そうではなく、彼は花束を持ってきた。
前半「カールはワインを1本持ってくることになっていた」
後半「彼は花束を持ってきた」
Therefore「従って」は文脈上不一致,Despite「~にも関わらず」は、後に名詞を伴う前置詞のため不適切,Consequently「結果として」は文脈上不一致。
Instead「その代わり,そうではなく」のみが文脈上も文法上も成り立つ。
次の空所に入る語(句)を選択肢から選びなさい。
The heat and the drought of this year may ( ) in the worst rice harvest in my farm.
result | cause | be contributed | bring about |
Answer: result
意味:今年の暑さと日照り続きは私の農場におけるお米の最低収穫量という結果につながるかもしれない。
因果関係を表す動詞は特に注意して習得を目指しましょう。
cause : inが不要。A cause B「AがBの原因となる」
be contributed : 「一因になる」のcontributeは自動詞。受動態では不適切。また,前置詞はinではなくto
bring about: inが不要。A bring about B「AがBをもたらす」
次の空所に入る語(句)を選択肢から選びなさい。
Your brother is a hard worker, while you are the ( ) student I’ve ever seen.
best | hardest | worse | laziest |
Answer: laziest
君のお兄さんは頑張り屋だ。一方君は私が見てきた中で最も怠惰な生徒だ。
「一方,~だが」という対比の意味を持つwhileがポイント。
best「最高」とhardest「最も熱心な」はプラスの意味で while以下と合致しない。
worseは, theの後なので,比較級でなく最上級が適切。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
少しでも皆様の英語学習のヒントになれば幸いです。
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