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論理展開の目印、読解力UPを目指すなら

高校生

こんにちは、個別進学塾エアフォルクの當山です。

このブログでは、たびたび”Discourse Marker”「ディスコースマーカー」について触れてきました。

これが英語学習において重要だということは伝わっているのではないかと期待しています。

今回は、そのディスコースマーカーのうち、「順接」に関する単語・句について詳しく説明したいと思います。

高校生のみなさん、

理路整然とした点の取れるライティングの作成のためだけでなく、読解問題を論理的な視点で正確に解いていくうえでもキーとなる要素です。

読解力UPを目指すなら、最後まで読んで理解を深めてください。

Discourse Marker「ディスコースマーカー」

そもそもディスコースマーカーとは何なのかということから始めたいと思います。

ディスコースマーカーとは、話を論理的にするために文と文の間に入れる、「つなぎ」の言葉(単語・句)のことです。

文と文のつながりには、「順接」「逆接」「追加」「例示」「展開」などがありますが、ディスコースマーカーは、このつながりを分かりやすくするために使います。

論理的な文章を書くために必要なもので、英検やIELTSなどの検定試験、資格試験などのライティングテストで正しく使用するとその評価が高くなります。

もちろん、日本語で論文を書く際にも必要となる知識です。

ただし、

ここで私が強調したいのは、ディスコースマーカーは、単にライティングの1技術ではなく、論理展開の理解に必要不可欠な要素だということです。

言い換えると、ディスコースマーカーは、大学入試における英語の読解問題の理解にも大いに役立つということです。

例えば、黄色い下線の施されたcontagiousが未習単語だと仮定して、次の文章を読んでください。

(contagiousの意味を知らない場合は、辞書を引かずにその意味を推測してください)

We have long thought the disease does not pass from person to person. The new study, however, shows that it is contagious by touch.

diseaseは、打消しの接頭辞disと、ease「楽なこと、簡単なこと」を表す言葉で形成され、「楽でない状態」、つまり「病気」を表し、ディズィーズと発音します。

however「しかしながら」の存在により、”the disease does not pass from person to person”の部分と ”it is contagious by touch”の部分が相反する主張であることが分かります。

これによって、contagiousの意味の候補を狭めることができるのです。

“the disease does not pass from person to person” は、

「その病気は人から人にはうつらない」という意味になります。

よって、contagiousは、その反対に「うつる」とか「伝染性の」という意味だと分かるのです。

これは一例ですが、「追加」や「順接」、「例示」の言葉でも、意識して読むことで読解の理解にに大いに役立つのです。

MARCH以上の大学の入試問題では、難解な論説文が題材として使用されることが多くなります。

その結果、文構造や語彙も当然ながら難解になります。

単語学習は重要ですが、その暗記にも限界があります。

ディスコースマーカーの助けで、少しでも読みやすくなるようにしたいものです。

順接のディスコースマーカー

順接のディスコースマーカーは、結果や理由、原因などを表すときに使用する言葉です。

その後に筆者の意見や結論が続きます。

最も内容一致問題の解答の根拠になりやすい部分と言って過言ではありません。

今から紹介する言葉を見つけたら、その後は必ずチェックを入れるようにしましょう。

「順接」のディスコースマーカーの後に重要な部分が隠れている!

therefore「したがって」

According to the weather forecast, it is going to be stormy this afternoon. Therefore we have decided not to go out.

「天気予報によると、今日の午後は嵐になるようだ。したがって、私たちは出かけないことにした」

thus「したがって、だがら、その結果」

thereforeと同じように、結果を導く際に使います。

I didn’t study hard, thus I failed in the examination.

「私は一生懸命勉強しなかった。そのためその試験に落ちてしまった」

hence「それゆえ、したがって」

Much more men smoke than women and hence more men die of smoking-related diseases.

「はるかに多くの男性が女性より喫煙しています。それゆえにより多くの男性が喫煙に関連する病気で亡くなっています」

consequently「その結果、したがって」

It has been raining heavily for five days and consequently the city reservoirs are full.

「5日間激しい雨が降り続いています。その結果市の貯水池が満杯だ」

as a result 「結果として」

I didn’t do my homework. As a result, I had to stay after school.

「宿題をやらなかった。その結果、放課後残された」

in conclusion「結論を言うと」

筆者の考えのあとに続きます。文章全体の流れをつかむ上でも大切な言葉です。

In conclusion, I strongly agree with this idea that traveling domestically is more exciting.

結論を言うと、国内旅行の方が面白いという意見に強く賛成します」

まとめ 長文読解の復習

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

長文読解で大切なのは、問題を解いた後に、しっかりと復習ができるかどうかです。

ちょっと不安な文脈があるのに、問題は理解できたという理由で、復習を終了しているようではいけません。

長文の復習は理解が100%になるまでやめてはいけません。

今回のテーマである順接のディスコースマーカーの知識を復習でも活用してください。

それでも不明な部分は、必ず講師に質問するようにしましょう。

質問することで、あなたの苦手分野のデータが講師の頭に蓄積され、より適切なアドバイスが受けられるようにもなります。

夏休みは、長文読解がいよいよ本格化します。

みなさんからの質問が増えることを期待しています。

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コメント

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