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リスニング力をつける効果的な方法とは?②

中高生

こんにちは、中川駅とセンター北駅のちょうど中間くらいにある学習塾、エアフォルクです。

引き続き、リスニングの学習方法について解説したいと思います。

前回のブログを読んでいない場合は、ぜひそちらを先に読んでください。

5分程度で読める内容です。

リスニングの学習方法

1.リスニング問題への取り組み方(前回)

2.ディクテーション(前回)

3.オーバーラッピング(今日はココです)

4.スラッシュリーディング(次回)

5.英語の発音の変化:Linking, Reduction, Flappingなど (次回)

6.おススメの教材(次回)

オーバーラッピングとは?

オーバーラッピング(overlap「重なる、重ね合わせる」)とは、

放送文のスクリプト(台本)を見ながら、読まれる英語と同時に音読する発音練習法のことです。

正しい発音を学びながら、自分の発音を正しくする努力をしていきます。

英語の発音を知り、同時に英語の速さにも適応が求められるため、

発音の練習を通して、リスニング力UPにもつながります。

シャドーイングとのちがいは?

シャドーイング(shadow「影」)は文字通り、影のごとく追いかけるように英語を発音していく練習法です。

はじめは、スクリプトを見ながらで構わないのですが、

上級者のシャドーイングは、スクリプトを見ずに、

音だけを頼りに英語を発音していきます。

オーバーラッピングよりも少し英語力と技術が必要です。

よく大学生の生徒からシャドーイングとオーバーラッピングはどちらがおススメですか?

と尋ねられることがあるのですが、

大学受験や高校受験、英検、TOEICなどのリスニング問題に強くなりたいのであれば、

オーバーラッピングの方をおすすめします。

特に、私は中高生にはシャドーイングの指導は一切していません。

オーバーラッピングのやり方

オーバーラッピングはそんなに複雑なものではありません。

いつも生徒に伝えているのは、

とうやま
とうやま

ものまねするように、ネイティブの発音をまねよう!

イントネーションとか声色までまねるようにしよう!

ということです。

これを第一に考えて、以下の順序で進めてみてください。

オーバーラッピングのススメ

1.精読
  リスニングのスクリプト内容をしっかり確認する。
  文章の内容を理解しないまま行うのは効果を半減させてしまいます。

2.弱点の特定
  自分が聴き取れていなかった部分を特定しておきましょう。

3.スクリプトを見ながら
  オーバーラッピングは、必ずスクリプトを見ながら進めましょう。

4.発音を修正
  自分の発音をネイティブの発音に近づけましょう。

5.繰り返し発音
  追いつけない部分は、音声をいったん止めて、何度も繰り返し発音してみましょう。

どうしても追いつけない英文は、リピーティング(音声を聴き、その後に繰り返す発音練習)を先に行ってから、オーバーラッピングに進むのも一案です。

   

オーバーラッピングで身につく力

最近では、以前より音読が英語学習において重視されるようになりましたが、

それは速読だけが目的ではなく、単語力の保持、文法力の保持、英文構造の理解など

英語力を多角的に強化できる学習法だからです。

オーバーラッピングも根本は音読ですから、

きれいな発音、リスニング力、単語力、文法力、速読力、英文解釈力など

様々な力をつけるのに役立つ一石二鳥ならぬ、一石六鳥の学習法と言えます。

きれいな発音

英語の発音変化に集中してオーバーラッピングに取り組みましょう。

次回のブログで紹介するリンキングやリダクションといった英語独特の発音変化です。

また、自分の知識と正しい発音とのズレを確認し、誤った発音を修正しましょう。

リスニング力

正しい発音を学ぶことができるオーバーラッピングを繰り返すだけで、リスニング力はあがります。

最初はナチュラルスピードに近い英語についていけなくて苦労すると思います。

でも、練習すれば必ず、そのスピードで重ね読みすることができるようになります。

そして、ものまねのようなオーバーラッピング練習により、日本語にはない英語のイントネーション、アクセントを習得することができます。

そして、そのうえで音源を聴き直してみると、聴き取れなかった音源が、
はっきりとクリアに聞こえるようになっているのです。

とうやま
とうやま

スピードを変えられるアプリであれば、あえて1.2倍速、1.5倍速くらいにして、挑戦してみるのもありです。

そのあと、1倍速を聞いてみるとかなりゆっくりに感じることが多いです。

Give it a try!

単語力・文法力

同じ英文を繰り返し読み返すことで、

その英文内にある単語・文法・文構造をしっかり身に付けることができます。

そういう目的のためにも、オーバーラッピングの前に英文を精読しておくことが重要です。

しっかり理解できている英文を繰り返し音読することにこそ意味があるのです。

速読力

オーバーラッピングが自然にできるようになるには、それなりに時間がかかります。

しかし、同じ文章を何度も繰り返し読むことにより、英文構造に脳が対応し、

より速く読めるようになります。

意識してほしいのは、英文を英文の語順のまま理解しようとすることです。

たとえば、

The boy who is playing tennis with Tom over there is my friend’s brother.

を音読するとき、

向こうでトムと一緒にテニスをしている少年は私の友達の弟です。

と考えるのではなく、

その少年は、テニスしていて、トムと、向こうで、です、私の友達の弟

という感じで、(重複しますが)英語の語順のまま理解しながら読むようにするのです。

これに慣れてくると、だんだんと簡単な表現であれば、

日本語に置き換えなくても、英語のままで意味が入ってくるようになります。

英語で会話をしていて、リスポンスのタイミングを逃してしまうという経験は誰にでもあると思います。

この英語の語順読みができるようになると、英会話のリスポンスにも良い効果が表れます。

ジョー
ジョー

オーバーラッピングがすごくいいってのは分かったけど、

他にもいろいろあって、時間がないんだよね。

とうやま
とうやま

確かに中高生は忙しいよね。

でも、ゲームやSNS、Youtubeの時間を少し削れば、何とかならないかなあ。

1回10分程度、週に3回くらいで十分、効果が出ますよ。

ジョー
ジョー

週に3回くらいなら何とかなるかも。

とうやま
とうやま

それから、オーバーラッピングは、「ながら学習」でも効果があるよ。

ちょっと語弊があるかもしれないけれど、

例えば、塾からの帰り道、周りの人の迷惑にならないように、

オーバーラッピングしながら歩いてみてはどうかな?

ジョー
ジョー

それはちょっと恥ずかしいなあ。

とうやま
とうやま

でも、最近は歩きながらブルートゥースのイヤホンで独り言のように

電話をしているのもめずらしくないよね。

気にせず、やっちゃっていいのでは。

英語で電話していると思われるだけだよ。

ただ、夢中になりすぎて、事故にならないように気をつけよう。

効果があると言われるものは、挑戦してみましょう。

最後までブログを読んでいただき、ありがとうございます。

オーバーラッピングについてどのような印象を持ちましたか。

多くの英語講師がおすすめしている勉強法です。

まずは、行動あるのみだと思います。

音読とオーバーラッピングで、リスニング力、速読力、そして読解力まで伸ばしましょう。

何か質問がある場合は、コメントをくださるか、

エアフォルクのホームページからメール、ラインで連絡をください。

コメント

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