努力を続けることは誰にとってもむずかしい
「努力を続けよう」と思っても、うまくいかないことは誰にでもあります。
やる気はあっても、途中で気が緩んだり、飽きてしまったり……。
そもそも努力を続けることは、誰にとってもむずかしいことなのです。
それは、自分の気持ちや行動を「毎日」コントロールする必要があるから。
人は変化を求めたり、楽な方に流されたりするものなので、
「がんばる状態を続ける」こと自体がハードルの高い挑戦なのです。
努力が続く人と、三日坊主になる人のちがいは何?
努力が続かない人には、いくつか共通するパターンがあります。
▶ 目標がぼんやりしている
▶ 完璧を求めすぎてしまう
▶ すぐに結果が出ないとあきらめる
こうした状態では、途中で自信をなくしたり、やる気が折れてしまったりしやすくなります。
一方、努力が続く人は次のような特徴を持っています。
▶ 目標がはっきりしている
▶ 努力を続けるための工夫をしている
▶ 努力を“ゲーム感覚”で楽しんでいる
つまり、「意志の強さ」よりも、「工夫の仕方」の方が大きな差を生むのです。
努力を続けるためのコツ
努力を続けるためには、“気合い”ではなく“仕組み”が大切です。
ここでは、今日から取り入れられるコツを5つ紹介します。
① ゴールを小さく分けてみる
「英単語を1000個覚える!」という大きな目標は立派ですが、途中で息切れしてしまうこともあります。
そこで、「今日は30個だけ」「今週で50個」など、小さなゴールに分けてみましょう。
ひとつずつ達成していくことで、自信がつき、自然とやる気も出てきます。
② 「できたことメモ」をつける
努力していても、「本当に進んでいるのかな」と不安になることがあります。
そんなときは、今日やったことを簡単に書き出してみましょう。
たとえば──
●英語のワーク1ページ
●数学の計算5問
小さなことでも、記録に残せば「確かに今日も前に進んだ」と感じられます。
③ ごほうびを用意する
人は「がんばった後に楽しみがある」と思えると、前向きに努力できます。
だからこそ、小さなごほうびを自分に用意してみましょう。
たとえば──
●1時間勉強したら、チョコレートを1かけ食べていい
●3時間がんばったら、30分好きなことをしていい
“がんばる→楽しい”のサイクルができると、努力も続きやすくなります。
④ 「がんばり」を共有する
努力をひとりで続けるのは大変です。
友だちや先生、家族に「今日はここまでできたよ!」と話すだけでも、気持ちが軽くなります。
人と共有することで、自分のがんばりに気づき、もっとがんばろうという気持ちが湧いてきます。
⑤ 「見える化」で達成感を積み上げる
努力は見えにくいからこそ、不安になりがちです。
そこで、「がんばった量」を“見える形”にしてみましょう。
たとえば──
●1日の学習時間を表にして、1時間ごとに色を塗る
●1時間ごとにシールを貼る台紙を用意する
色が増えていく、シールがたまっていく──
それだけで「もっと増やしたい!」という気持ちが生まれ、努力が楽しくなっていきます。
まとめ:努力を「特別なこと」にしない
努力を続けることは、特別な才能ではありません。
自分に合った方法を見つけ、少しずつ前に進むことができれば、
それだけで立派な「努力」です。
この夏、自分だけの“続けるコツ”を見つけてみませんか?



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